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外傷一般(骨折、脱臼、捻挫、打撲、創傷、熱傷) *新しい創傷治療
運動器(頚椎から腰椎までと、四肢)の痛みや障害

変形性関節症
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 今までのキズの手当ては、まず消毒して滅菌された清潔なガーゼを当てることが基本でした。このためキズにしみる消毒をがまんしたり、ガーゼをはがすときに出血して痛い思いをした方もいらっしゃるかと思います。また、乾かすことが早く治すことだと言われて、ドライヤーで風を吹き付けたりした方もいらっしゃるかと思います。
 しかし最近、「キズは湿らせて治す」という考えが徐々に広がってきています。
 キズができると、傷口から液がでます(浸出液)。この液にはキズを早く治そうとする重要な栄養分が含まれていることがわかってきました。この液を残して湿った環境(湿潤環境)にしておくことが大切です。この方が、痛くなく治りが良いことが証明されています。当院では、可能な限り、この方法で治療を行っています。
 ただし、ばい菌が繁殖した感染したキズはこの限りではありません。早くウミを外へ出さねばなりません。
 この治療法の詳しい内容については夏井 睦 先生のホームページを是非御覧下さい。
http://www.wound-treatment.jp/




2つ(あるいはそれ以上)の骨が合わさって動くところを関節と言います。骨が擦れ合うところは、軟骨というクッションでできています。変形性関節症はこのクッションがすり減っておこります。
 年齢や使い過ぎも原因ですが、体質も影響があるとされています。
 一度すり減った軟骨が、若い、元気な軟骨に戻ることは今の医学ではまだ困難ですが、すり減った軟骨の状態でも痛みがよくなることがあります。
 体重を落として軟骨に負担をかけないこと。
 関節周囲の筋力アップをはかること。
 ストレッチをおこなうこと。
 消炎鎮痛剤の投与(内服、塗布)
 関節保護剤の関節内注射
 などを行い、御自分の関節を末永く使っていくことをお勧めします。
以上のことを行っても痛みが強く、日常生活が制限されて困る場合は人工関節の手術を行って痛みをとる方法があります。




腰椎と腰椎は椎間板というクッションでつながっています。このクッションにキズがつき、クッションの「なかみ」が飛び出して神経を圧迫し、殿部から下肢につながる強い痛み(坐骨神経痛)が出る場合を腰椎椎間板ヘルニアと言います。飛び出したヘルニアは体内に吸収されて神経の圧迫がとれることもありますが、多くは飛び出したままです。しかしその場合でも、神経が圧迫された状態に馴染んで痛みが軽快することも良く見られます。保存療法は、神経が圧迫に馴染むまで待つ治療と言っても良いでしょう。

保存療法
 ●安静(痛みの出るような動作を避ける)
 ●投薬(鎮痛剤、ビタミン剤)
 ●物理療法(牽引、温熱、低周波)
 ●神経ブロック療法
 ●投薬(消炎鎮痛剤など)
 ●レーザー治療(保険ではまだ認められていません)
手術療法




 腰椎部で神経が椎間板や骨棘、周囲の軟部組織に強く挟まれたときにおこります。
 中高年の方に発症します。歩いていてしばらくすると片方の脚が痛くなって歩きにくくなったり、両脚がしびれて歩きにくくなったりします。椅子に腰掛けたり、しゃがんだりすると症状がよくなるのがこの疾患の特徴です
 基本的には手術をして神経の圧迫を取れば治りますが、椎間板ヘルニアのところで述べたように、神経が圧迫された状態に馴染むのを待って症状が良くなる場合もあります。

1)保存療法
  ●安静
  ●投薬(鎮痛剤。神経への血行促進剤など)
  ●点滴(神経への血行促進剤)
  ●物理療法(温熱、牽引、低周波など)
  ●神経ブロック療法
2)手術療法




頚椎の椎間板や骨棘(骨の飛び出し)により、片側(右あるいは左)の神経が圧迫されておこる症状です。
片側の肩甲骨部、肩から腕の痛み、片側の腕や手のしびれがでます。
腰椎椎間板ヘルニアと同様に、神経が圧迫になじんで症状が改善する場合が多いのですが、どうしても痛みがとれない場合は手術をすることもあります。




頸髄の太い幹の神経が圧迫された場合におこります。
両手や両脚にしびれがでることがあります。箸を使うなどの細かいことがやりにくくなったり、階段の昇降ができにくくなったりするなどの症状がでます。
MRIなどの検査を行い、脊髄の圧迫部位を調べ、早期に手術が必要なことが多いです。




 はっきりした原因は分かっていません。私は上腕骨の骨頭(丸い頭の部分)をおおっている腱板という組織が骨から剥がれたり、キズがついたりしておこるのが原因であると想像しています。肩を挙上する時にそのキズが肩峰という骨とこすれて炎症をおこすと症状が悪化し、「肩が上がらない状態」になります。肩よりも腕が痛いと言われたり、明け方に肩の痛みで目が覚めてしまうと言われる方もいらっしゃいます。
放置しておいてもだいたい1年程度で症状が快復すると言われていますが、軽度可動域制限(動く範囲が悪くなる)は残るようです。
温熱療法や低周波治療を行って、少しでも早く改善するように試みています。痛みの強い方にはヒアルロン酸やステロイド剤の滑液包内注射を行っています。




加齢的変化やその他で骨量が減少し、骨がもろく、折れやすくつぶれやすくなった状態です。
 お年寄りが転倒して背骨や股関節、手首を骨折することが多いですが、大した原因もなく骨盤骨折をきたしたり、知らない間に背骨がつぶれて背中が丸くなり身長が低下することもあります。
 今までは加齢によることで仕方がないとされてましたが、早期に発見し早期に治療(投薬)をすることで、将来骨折がおこる確率を低下させることができることが判明しています。




手首の親指側に骨の出っ張りがあります。その辺りの痛みです。
親指を動かす健は何本かあり、それが腱鞘と言うトンネルの中を通っています。腱が太くなったり、腱鞘が厚くなったりして腱のすべリが滑らかに行かなくなると、腱鞘炎がおこります。親指を握ったり動かしたりすると痛みがでます。
安静にして、湿布や塗り薬をつけてなおることもあります。
痛みが強い場合、長期に渡る場合は、腱鞘内にステロイドの注射をすることがあります。
また、どうしても痛みがとれない場合は手術をします。腱鞘をしっかり開くという確立された手術法があります。手術の成功率は高い方だと思います。




 手首の手根管というトンネルには、正中神経とたくさんの屈筋腱が通っています。腱鞘炎などがおこってトンネルの圧が高くなると、神経が圧迫されます。その結果、母指、示指、中指、環指のしびれがでます。ひどくなると母指の筋肉が痩せてきて指でOKサインをだすことが出来なくなります。
 中年の女性や、透析をされている方に多く見られます。

1)保存療法
  ●局所の安静
  ●手根管内注射
2)手術療法




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